Maximaで積分をする場合は、[Calculus]プルダウンメニューから[Integrate...]を選びます。
これにより表れるポップアップメニューは次の通りです。
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- Integrate:被積分関数を入力します。
- by variable:積分する変数を入力します。
- Definite integration:定積分の場合、このボックスにチェックを入れます。不定積分の場合は何もしません。
- from:定積分の場合、積分区間の下限値を入力します。
- to:定積分の場合、積分区間の上限値を入力します。
- [Special]:積分区間の上限値/下限値が特殊な数の場合、このボタンを押して選択できます。選べる特殊定数は4種類です。
- PI:円周率πです。
- E:自然対数の底(ネピア数)です。
- Infinity:正の無限大です。
- -Infinity:負の無限大です。
- Numerical integration:解析的に積分が不可能な場合、このボックスにチェックを入れる事によって数値積分を実行します。
- method:数値積分の為の方法を選択します。
- quadpack:数値積分の為に書かれたFortran(数値計算用プログラミング言語)のパッケージを利用する。通常はこれを選べば良い。
- romberg:Romberg積分を行う。
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例題:
不定積分を求めよ。
被積分関数が
なので、
sqrt((1-x)/(2+x))
とIntegrateポップアップの
Integrate:欄に入力します。
この例題の場合は積分変数がx、また不定積分なので、このまま[OK]ボタンを押します。
これで解が
となることが分かります。
あとは状況に応じて式を整理してみればいいだけ、です。
Maxima Manual: 積分
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