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玉川問題について~その4

大学教育と公開性


前項で、


通大は謎のベールに包まれ過ぎている


と言う指摘をしました。
しかし、最初に考えておかなければならないのは


かと言って「ウチの教育はこんなんですよ。」ってどこの大学でも公開しているモンなんか?


って事です。そんな公開性あるのか?と。
あるんですね。少なくとも、東京大学とか京都大学とか、自校の教育こそがスタンダードでマトモであると言う自負がある大学は大体やってるんです。
例を挙げてみましょう。



上記の例は情報工学関係の例で、たまたま亀田が良く訪れているサイト、なんで挙げたまでなんですが、他にも探す気になればいくらでもありますね。授業/講義の資料なんてどの大学/教科に関わらず山ほど見つかります。
非常に特徴的なのは、どんな教科書を使っているのか、とか、どんなレポート課題があるのか、とか、どんな教官が教えているのか、とか、結構な情報が書いてあります。
極端な話、今の時代、自習しようとすれば、入手さえ可能だったら東大生と教科書/ツールの類だけは同じようにしてしまう事が出来るって事なんですね。あらまあ。東大入る必要性全然無いじゃん(笑)。
と言うのは冗談なんですが(教官だけは入手が無理なんで、誘拐してくるワケにいかんし・笑)、いずれにせよ、大学のサイトなんて地味だわつまんないわで一体誰が見るんだ?って思う向きも無きにしもあらず、ですが、一方、かなりの確率でどこの大学でも情報公開には熱心なんです(逆に、場合によっては検索スパムみたいになってる、って程です)。
一つの理由としては、講義要旨(シラバス)を含め色々な資料が公開されている事で、学生側にとっては一々教官にお伺いを立てずに済むし、事務処理だ何だ、ってメンド臭い事柄が絡む時でもWeb参照で一発、と言う利点があります。あるいは、配布プリントを無くした時、とかWebからダウンロード出来る、とか(笑)。いずれにせよ、これは大きい。
他にも、やっぱり「ウチの大学ではこんな授業があるんだよ」「ここではこんな研究をしてるんだよ」と言うメッセージでもあるんですね。また、これにより「授業内容がどの位のレベルで、妥当性があるのか?」の検証が可能、となってるんです。もっともそう言う見方するのは教官同士でしょうが、いずれにせよ、基本的にそのテの情報は「隠す必要性の無い」事柄なんですね。実は「公開する」事はあらゆる意味で非常にメリットが大きい。
今の大学受験の状況がどうなってんのか全然知らないんですが、高校生なんかにとっても有用な情報のるつぼ、でしょうね。いまだ「大学のネームバリュー」とか「偏差値」で進学先決めてんのかしら?大学のサイトなんて以上のように「オープン」なんで、やる気になったら高校時代から「どんな先生がいるのか?」「どんな講義が行われているのか?」全て調べて進学先を決める事さえ原理的には可能ですし、また、高校の進路指導でも実はもの凄く貴重な情報に溢れている、のが大学のサイト、なんです。非常にいい時代になったもの、です。


実際の話、日本の大学、例えば東大での「情報公開」と言うのは「情報公開の必要性を考慮して」したんじゃない、とは思っていますが。多分、残念な事に、「欧米の大学は皆やってるから」と言う「欧米型至上主義」が背景にあるんじゃないか、と思っています。要するに、ある意味単に「ミーハー」なのです(笑)。
欧米の大学の場合、特にアメリカの私立大学ですが、「寄付金」と言うのが、極めて重要な運営上のリソースになります。従って、寄付金を募るにあたって、「どんな教育が行われているのか分からない」、と言うのは痛い、んですね。そこで、インターネットが普及した事により、「大学の宣伝媒体」としてネットが極めて重要な位置を占めた、ってのが本当のところだと思います。ハッキリ言いますが、「寄付金募集」の為、教育内容/研究業績等を公開した方が良い、と言うプラグマティックな判断が元々、でしょう。一般貢献度等の「公共性」をアピールするのが寄付金募集するのに効果的ですから。
日本の国立大学の場合、どー考えてもそんな「必要性」ってのはありませんね(笑)。大体、東大の教官が「一般に対するサービスに熱心」なんて事があるのか(笑)?国家公務員にはそんな「必死さ」は元々無いでしょう(笑)。サイトのページの「見づらさ」見れば分かる事です(笑)。少なくとも「一般の人にも分かってもらおう」と思って作ってはいないでしょうし。
一方、例えば、良く引き合いに出す世界の理工系大学の頂点、マサチューセッツ工科大学(MIT)なんかは何と自分のトコロで作ってる評判の高い教科書の無料公開、なんて暴挙まで行いはじめています。Web上で評判の高い教科書を1冊まるまる読める、って状態にまでしてるんです。
と言うのも、MITなんかは恐らく本代でチマチマ稼いでもしゃーないだろ、って判断をしたんじゃないのか。「良質な教科書を作って」かつ「それを無料でダウンロードさせる」と言う事は一般貢献度としてはバカに大きいです。従って私立であるMITの一般貢献度を見た投資者から余計寄付金を募れる、と。そう言う計算が背景にあるんじゃないか、と思います。また、余計に世界的な評価も高まる。良い学生も世界中から集まる。
まあ、元々アメリカ人はそんなに本読まないですし(原則テレビっ子で映画っ子です)、「売れない本の在庫抱えてる」よりはよっぽどマシな判断でしょうし、学生の間で流通する教科書はほぼ「古本」です(それに、そのテの「好評価の教科書」ってのは既に「元が取れた」のでしょう)。それらを考え合わせると、色々と揉めたんじゃないかな、とは想像しますが、運営上のリスクや利点を考慮して、理系的に「これが一番効率的だ」と判断したらその「方向性」で進める、ってのはさすがMITだな、とか思います。伊達に理工系大学の頂点張ってません。
反面、同様に出版部門を傘下に持ってる東大なんてどうでしょうねえ?東大出版会の本の評判の高い良書がWeb上でタダで読める、ようになったら状況は変わるかもしれません。まあ、いずれにせよ、日本の大学はいまだ「そこまで必死」でも無いのです。


反面、「玉川大学通信教育部数学コース」はどうか?と言うと……。
もう、ちょっと「検索」かけてみれば分かりますが、殆どその情報は引っかかりません。まあ、本家の他には玉川大学通信教育情報交換サイト、後は2chとか通信教育の宣伝サイト……まあ、ロクな情報が引っかからない。
断っておきますが、亀田は2chなんてめったに見ないんですが、要するに「ある程度の概要を推測出来る場所」ってのが他に無い、んですよね。通大本家にしても大して情報書いてるワケでも無いですし。普通の大学に比べれば雲泥の差です。

お前の探し方が悪いんじゃね?

って言われればそれまでですが、まあ、無いですよ(笑)。色々やってはみたんで(笑)。暇な人はトライしてみてください(笑)。
いずれにせよ、検索対象の大学としてはかなり不気味な存在、と言うのが亀田が当初感じた率直な感想でした。
もう一度繰り返しますが、東大や京大、東工大なんかの講義資料を検索する方が遥にラク、なんです。これは通大本家が大学のサイト、と言うよりはどっちかと言うと明らかにZ会とか進研ゼミの方に近い、って事ですよね。大学のサイトとしての体裁は整って無い、って事です。

恐らく、実際のトコ、玉川大学本体自体がそんなにサイト運営に関しては熱心じゃない、んでしょうね。
例えば。
まあ、後で通大のコンピュータのテキストに関してのネタを展開しようと思いますが、このテキストの筆者のウチの一人、菅原昭博現玉川大学准教授の玉川大学内ページ、ってのが、亀田が調べた限り全く存在しないのです(あるいは通大Webキャンパスの内側にあるのか?可能性としては低いでしょうねえ)。

いやあ、普通の国公立の大学じゃああり得ないんですよ(笑)。大学教員なんてむしろ自意識過剰なんじゃねえのか、とか思える程に自分の顔写真だ何だ、って公開したがるんですけどね(笑)。


ちなみに、中には「公開してエエんか?」って思う程の顔の人もいたりします(笑)。アキバ系、って言われてもおかしくない「とっちゃん坊や」系だとか(笑)。普通だったら「顔写真だけで」R指定なんじゃないか、とか思うんですがね(笑)。


つまり、玉川大学自体が「時代の流れと関係無い」トコにいるんですね。いやまあ、ビックリしました。すなわち教員の研究業績とか、どんな研究やってるのか、とかも通大自体と関係無く丸っきり分からん、ってのが玉川大学自体の特徴なんです。
先ほど菅原昭博現玉川大学准教授、の名前を挙げたのは個人攻撃が目的じゃなくって、要するに「亀田自身がテキストを入手したから」こそ、誰が通大に関わってるのか分かった、って例に過ぎません。逆に言うと「テキストを入手しなければ」誰がどう言う教育に関わってるのか、も全く不明なんです。


同准教授の名前は産学プラザと言うポータルサイトで引っかかりますが、言わなくても分かるでしょうが、これは研究者データベースであって、玉川大学のモノではありません。


いや、これって凄くないですか?21世紀なのに?いやはや何とも。

さて、元々のトピックに戻りますが、今まで見てきたように、


  • 通大のサイトどころか、玉川大学のサイト自体でも誰がどう言う教育/研究を行っているのか極めて分かりづらい(と言うか分からない)。

  • それに加えて、通大で作成/配布しているテキストもオリジナルで入手は困難である。



と言うこと、です。一見すると謎だらけの怪しい大学と言うイメージしか無い、んですよ(笑)。いや、これは僕が別に悪口言ってるんじゃなくって、ネットで検索する限り全般にわたって「資料が無さ過ぎ」だから、です。だから敢えて他大学との比較を行った、んです(他の大学の方が「どんな大学か」非常に分かりやすい!!!)。
断っておきますが、一応通大のテキスト、ってのは「文部省認可」にはなっています。「文部科学省認可」じゃない辺りがアレなんですが(この意味分かりますかね・笑?)、いずれにせよ、文部科学省は「必要最低限の通信教育制大学用教科書としての形式は満たしている」と判断しているに過ぎないでしょう(大体、通大のレポート課題集はその意味で言うと「文部科学省を通過」してません)。例えば誤植であるとか、レポート課題とのバランスであるとか、そう言うトコまで判断しているワケでは無い筈、です。大体そこまで判断出来るようだったら「文部科学省通信大学」作れちゃうでしょうしね。そこまで「余計な判断」が出来る役人なんてのはいないでしょう。

もう一回念を押しておきますが、「教育の公開性」ってのは大学ではとても大事な事です。そして通大訪れた最大の目的は「2008年度のレポート課題が手に入らないか?」これが焦点でした。
以下通大事務部課長補佐との会話。


課:「こう言うレポート課題の丸投げを防ぐにはどうしたら良いと思いますか?」
亀:「端的に言うと、レポート課題を公開しちゃうのが一番効果的だと思います。こっちの回答者側の立場で言うと……数学系回答サイトの管理人サイドでも同じだと思うんですが、"問題の出所が分からない"ってのが一番困るワケですよ。レポート課題なのかどうか見分けが付かない。現に、長い間"ちょっとおかしな数学の問題"が投稿され続けてても発覚しなかったワケですから。通大だ、ってチェック出来ればそれ相応の対応も取れた、とは思うんです。」
課:「………。」


と、断られたんです。まあ、通信制大学のシステム制の是非、ってのは亀田が調べた限り、文部科学省指導との絡みもある事でしょうし(これが認可受けるのがなかなか難しいらしい)、また、通大側から言っても「前代未聞」の話が出てきて、いくら課長補佐と言えども「全権責任」があるワケではないので、取りあえず即答出来るような範囲の話では無かった、んでしょうねえ。
また、その理由に次のような事を言われました。


課:「レポート問題を公開してしまうと、入学の前に全部解かれてしまって、入学してからすぐレポート提出、すぐ卒業、と成りかねませんから。」


なるほどな、それは一理あるかも、とは思いました。
一つ特殊な背景を指摘しておくと、要するに、レポート課題が毎年毎年「全部刷新されているワケではない」と言う事に由来してます。次回詳しく見ますが、殆ど「不必要と思える程の」複合問題を出題する、ってのが通大レポート課題の一つの特徴で、これは問題を作る側から言うと「かなり大変な作業」ではあるんです。毎年毎年それをやるとしたらこれは大変だ、とは想像します。
一方、「入学前に全部レポート作り上げてしまう」程の猛者がいたら、それはそれで「極めて優秀な学生だ」ってのも事実ですよね(笑)。そんな奴はなかなかいないだろう、と。


例えば、東大で講義資料が公開されていたから、と言って、入学前の高校生がそれを全部解いてしまう、なんて事は殆どあり得ない、でしょう。そんな高校生がいたら、それこそ確かに「東大に入学するにふさわしい人材だ」ってだけ、です。


あくまで外野の意見ですが、亀田の意見としては、現在の「レポート課題が解けない→数学系回答サイトへ投稿→回答コピペ」って流れよりはマシなんじゃないか、と思っています。事実、これはウワサですが、通大Webキャンパス内では過去のレポート課題が閲覧出来ると言う話もあるんで、最低でも「過去問」くらいは公開しても構わないんじゃないか、とは思っています。
もう一度言いますが、数学コース指導側として「不必要に通大の教育を隠してる」と思われるのが一番のデメリットじゃないだろうか?と。そして「レポート課題を公開する」事はデメリットよりもメリットの方が上回るんじゃないのか、と言うのを別項で指摘します。

通大のレポートと科目試験



ここで一旦、通大の単位取得のシステムに付いてお話しておきます。
これがまた外野で調べるのがホントに大変だったんですが(苦笑)。これも「通大のサイト」でのシステム説明が極めて分かりづらい為、Web上に記述されているウワサを調べて……と言う手間がありました。

大体想像付くとは思いますが、通大の単位認定のシステムってのは基本、

  • レポートが通る。

  • 科目試験で通る。


の二つではじめて「単位として認定」されます。
ここで問題になってくるのは、この二つのバランス、そして重要度がどうなっているのか?なんです。
亀田が色々ウワサを調べた限り、大体のトコ、

  • レポートの採点は極めて厳しく、満点状態じゃないと通らない。

  • 反面、科目試験に関して言うと、正解率が大体60%程(評価Cくらい?)で通る。


の二点でした。
そして、気になったウワサってのが次の事だったんです。

レポートが通らないと科目試験受験資格が得られない。

ふ〜〜〜む。
最初は上の事が一つのネックで、レポート課題丸投げが発生してたんだろか?と思ってました。
んで、通大事務部課長補佐に、その事に付いてもお伺いしてみたワケです。

亀:「レポート課題が通らないと、テストが受けられない、と言う話を聞いたんですが……。」
課:「いや、それは違います。良くそう誤解されている方が多いんですが。あくまで、単位認定としてレポートとテストの2つが必要だと言う事で、レポートが通らないとテストが受けられないと言う事ではないんです。」
亀:「え、そうなんですか?」
課:「はい。」

へえへえへえ。
なるほど。まあ、そうなると「科目試験受験資格」と言うのが厳密に何を指すのか分かんないんですが、確かに通大サイト見直してみると次の事柄が書いてはありました。


【テキスト学習について】 件名:科目試験受験資格
着信 科目試験を受験するためには、レポートが合格することが必要要件ですか。
【着信:2007/02/26 18:51】
発信 受験資格は各回に定められているレポート提出締切日までに受験しようとする科目の単位数のレポートが提出されていることです。合格ではありません。そのため、受験日前に「D」評価としてレポートが返却された場合でもそのまま科目試験を受験することができます。なお、単位修得のためにはレポートの合格も必要 ですので、「D」評価の場合は間をおかず再提出することを心掛けてください。 ※レポートの文字数が極端に少ない等、不十分な内容の場合は無効レポートとして、受験資格は与えられません。
【発信:2007/02/27 19:05 入試広報部入試広報課 通大入学担当】



まあ、いずれにせよレポートが通らないと科目試験受験資格が得られないと勘違いしている通大生が多いんだろう、ってのは容易に想像出来ます。何せ、僕の情報源は、確かに通大生の発言でしたから。
逆に言っちゃうと、一回でもレポート出しちゃえば試験は受けられて、後で地道に評価レポートの手直しが可能だ、と言う事なんでしょう。そう言う意味では特に厳しいシステムではない、と言う事です(分かりづらいんですがねえ)。


反面、レポートの採点期間なんかは担当教官によってかなり幅があるみたいで、亀田が調べた限り、「レポートを郵送(!)で提出してから最大2ヶ月くらいで返却される」ケースも存在するようである。受講生の立場で言うと気が気でないと言うのは事実だ。
これは、通大のレポート採点教官は、Z会進研ゼミのようなバイトではなく、実際、玉川大学で教鞭をふるってる教官が採点している、と言う背景が当然ある。実際の玉川大学での授業の指導+通大生を請け負ってる為、通大生は後回し、と言う傾向があったりするようだ(ただし、指導教官による)。
鑑みると、果たして、レポート提出→科目試験受験資格認可、と言うのが通大内でどれほど迅速に処理されるのか。これはいまだ謎である。当然、通大の指導教官の「郵送されてきたレポートの"郵送されている"」と言う確認が「採点は別として」早く行われるのか否か、と言う問題だ。ここが成り立ってないと、上記の「システム」上の弊害は起こるべくして起こるだろう。
ここに問題があるとすると、「レポートが受からないと科目試験受験資格が得られない」と言うウワサになって当然、とも思われる。


次。第二の問題として「テストの重要度はどれくらい?」と言う問題があります。これはレポートの難易度との比較で極めて重要な問題です。
と言うのも、色々調べてみると、通大生の発言で、

「すいません。昨日行われた××と言う教科の試験問題を教えていただけないでしょうか?」

と言うのが頻出、なんですよね(笑)。当然、こう言う質問者はその時テスト受けてないワケですが、テスト問題まで流出してんのかよ、と(笑)。試験になんねえじゃねえか、と(笑)。
一方、これはあんまり問題にならないんです。以下また通大課長補佐との会話。


亀:「玉川大学通信教育情報交換サイトなんて見てると、"昨日出題されたテストの問題を教えてくれ"なんて良く書かれているんですが……。」
課:「はいはいはい。良く存じています。」
亀:「特にこっちは問題無いんですよね?」
課:「そうですね。」


一応、説明しておくと、一種、通大の科目試験自体ってのは大甘なんです。
まず、問題流出がどうのこうの、と言う以前に、通大の方では「科目試験問題集」、いわゆる「過去問集」を通大生向けに販売してるくらい、なんです(笑)。年度別に、普通の大学で言う「定期試験」の問題集まで出版している。
これらは、通大生だったら誰でも購入が出来て、


  • 玉川大学のキャンパス内の紀伊國屋書店まで出かけて購入する。

  • もしくは、通大生用の機関誌、玉川通信巻末に付いてる申し込み用紙を用いて郵送で購入する。



と言う二つのルートが存在します。この辺、至れり尽くせり、なんですね。
(ちなみに、一冊600円程度だった、と思います。)
従って、状況的に言うと、「今年度行われている試験問題」が流出したトコでへっちゃらけのけ、だって事です。大体「次の試験では」問題が刷新しているので、「昨日行われた試験」は「傾向分析」程度の参考情報にしかならない。

また、「一回のレポートに対して一回の試験なのか?」と言うとそう言うワケでも無いようです。
通大の科目試験、ってのは年度内に8回実施されていて、「レポートを一回合格してしまえば」試験に落ちても最大7回は「再受験可能」で、それで言うと、普通の大学で行われている「追試」なんてメじゃないですね。はい。

結論から言うと、またどう考えても、通大では科目試験なんてのは「オマケ」みたいなモンです。試験は状況的には「かなり甘い」と言わざるを得ない。
そして、これはこれで通大の「システム」なんで批判の対象には当たりません。要するに通大は徹底した「レポート重視主義」なんです。単位の取得が出来る、出来ないの鍵は「レポートの出来/不出来」にかかっている。

従って、やっぱり「レポート課題の丸投げ」はマズいんです。「レポート課題丸投げに回答が付く」ってのは単位をただでやってる、ってのと同義に成り兼ねない、って事ですね。

しかしながら、前に書いた通り、「(回答ではなくって)レポート課題自体は通大側の方で一般公開した方がより良いのではないか?」と言う問題提起を敢えて次回行いたい、と思います。その方が遥にメリットが大きい、と言う事を指摘するつもりです。


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