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KNOPPIX/Math

KNOPPIXとは?





KNOPPIX(クノーピクス)とは、CD-ROMまたはDVD-ROMからブート(起動)することに特化したDebianベースのLinuxディストリビューション


KNOPPIXのデスクトップ画面


標準ではKDEを利用する



書き込むことができないCD/DVDに、起動に必要な要素がすべて格納されているため、起動中にどのような状態になっても再起動すれば元に戻る、という特徴がある。この特徴を生かして、複数の人が1台のパソコンを共有する、公共の場に置かれるキオスク端末や、学校教育などでの使用が考えられている。 そのため、日本語版では教育ソフトを収録した、KNOPPIX Eduが開発されている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



KNOPPIX Eduのデスクトップとメニュー




KNOPPIX/Mathとは?


と言うワケで、KNOPPIXはハードドライヴにインストールする必要性が全くない、CD/DVDベースかつLinuxベースのOSです。どちらかと言うと、普通のゲームのCD-ROMソフトのように扱えます。
そして、KNOPPIX/Mathは、そのKNOPPIXに数学関連のソフトウェアを同梱したパッケージなのです(当然Maximaも入っています)。
残念ながら、数学関係のソフトの容量のせいで、CD-ROMとはいかずDVD-ROMにならざるを得ないのですが(全体で2.8GB程)、ある意味、現時点、亀田お奨めのパッケージであります。

理系だったら一回くらいLinuxを触っておけ!!!


さて、本来でしたら、亀田愛用のOSであるUbuntuを推奨しておくべきかもしれません。もちろん本音ではそうしたいのは山々なんですが、しかしながら、高校生(ないしは大学生)がいきなりLinuxを自分のパソコンにインストールするのは確かに難しいだろうな、と思います。
余談ですが、高校数学の窓の管理人、TOZ氏はRed Hat LinuxFedora Coreと言うLinuxディストリビューションのインストール経験がおありになる歴戦の勇士です。詳しくはTOZ氏の個人HPであるQURRA8で述懐されていますが、氏は1999年辺りからLinuxユーザーなんですね。そして書かれている記事を読む限り「Linuxのインストールって大変だったんだなあ」と言う事が分かります。よほどの熱意がないと成し遂げられない仕事だったのでしょう。
時が経って、僕はUbuntuを通じてLinuxに鞍替えしたんですが、正直な事を言うと、もはやTOZ氏が経験したほどLinuxのインストールは難しく無くなって来てるんです。いやはや、技術の進歩って凄いですよ。TOZ氏がLinuxをインストールした頃は「もの凄い熱意が無いと」Linuxは手に負えないOSだったんですが、現時点では「そこそこの熱意さえあれば」決してLinuxは「もの凄くインストールが難しい」OSではなくなっています。
ところで、亀田がLinuxに鞍替えした理由は、何人かは既にお察ししてるでしょうが、Windows Vistaの使い勝手があまり良くないから、です。それで思い切ってLinuxを導入した。恐らく今後そう言う人達も増えていくんじゃないかな、とは思います。TOZ氏の場合は「自宅サーバーを構築する」と言う誰が聞いても「なるほど」と思える理由があるんですが、今後Linuxは「デスクトップパソコン」としてワリに「当たり前の」OSの選択肢になって行くでしょう。ただし、それでも現時点では「色々なLinux特有の」メンド臭い問題もあるんですね。日常用のパソコンユースとしてはまだまだ完璧(と言うかラク)な環境を提供しているワケではない。
亀田の現時点でのWindows VistaとUbuntuの使用率は大体2:5くらいです。いや、それでも日常的に70%くらいの比率で使えるLinuxってのは凄いでしょ?確かにそれだけ「使い易く」はなっているんです。ただし、残り30%は30%で結構大きいんですね。この辺りがいまだ「完全にLinuxに出来ない」非常に危うく、また大事な部分だったりするのです。
亀田の場合は、パソコンを「デュアルブート環境」にしています。好きな時に好きな方のOSを立ち上げられるようにしているからまだイイのですが、これをいきなりやるのはちょっと大変ですし、また危険な可能性もあります。それ故に、全面的に「Linuxに移行しろ!!!」とアジれないのです。
ところが、KNOPPIXの場合だったら「CDないしはDVDで立ち上げられる」為、インストールの心配をしなくてイイ。非常に「お試しOS」としては優秀なのです。気に入ったら本格的なLinuxインストールに挑戦してみればイイでしょうし、「日常で使うにはちょっとアレだな」と思うんだったらそれはそれで構わないでしょう。
少なくとも、理系だったら「一度はLinuxを触っておく」べきだと思います。それも早い時期に。高校生くらいだったらなおさらイイでしょうね。何故なら、年を取るとホントに「新しく何かを始める」のが億劫になるんですよ(笑)。いや、これもマジです(笑)。その点、若い時分は「新しい事柄」に抵抗があまり無い。そして、大学生なったら女の子とデートだ何だ、やれ飲み会だコンパだ、と忙しいので(笑)、高校生くらいが丁度エエのとちゃいまっか(笑)?
いやいや、ホント危ういのは、実は宣伝ほど大学でLinuxが浸透しているワケではないのです。ちなみに、僕は現在筑波大学の傍に住んでいて、実際大学内に侵入して(笑)、そこで使われているパソコンとか目にした事があるんですが、その殆どがやっぱりWindows XPなんですね。ワリに筑波大学なんかはネット上では「オープンソースの振興者」的なイメージがあったんですが、現実はそうでもないんですよ(笑)。ワリに評判だけ、と言うか、所詮ヴァーチャルなイメージだった。
つまり、このテの事柄は大学には頼れないんです。何故なら、そこで学んでいる学生がLinux使っているワケでもないですし、ましてや全学的に使わせてるワケでもない。んでもう一つ言うと、「何か新しい事柄を」全学的に始める場合、当然、その発案者の「学内政治力」が問われるんです。ところが、理系の人間ってのはそのテの政治力に無頓着なんですね(笑)。従って誰も動かないしついて来ない。まあ、「欧米諸国では~」とか言ってても所詮説得力が無いんですよ(笑)。
さて、こう言う「現実」がある以上どうすれば良いのか?もう一度言います。「理系だったら一回くらいLinux触っておけ」と。んで、誰か(ないしは組織)に頼れない以上、自分自身で実験して試してみる、ってのが大事です。逆に言うと「そんなのメンド臭い」って思うんでしたら、貴方は理系に向いてないのです。何故なら、「目の前にある実験できる事」が億劫だと言う事なんで、そもそも研究には性格的に向いていません。分かりますか?
KNOPPIXは「試しに使ってみる」Linuxとしてはベストです。それでどうしても結果「Windowsの方が使いやすい」と言う結論でしたらそれはそれで構いません。少なくともある程度はWindowsは良く出来たOSだ、と言うのは事実なんですから(じゃないとこれほど普及しませんしね)。
KNOPPIXは色々とメリットがあります。ちょっと挙げて行ってみましょうか?

  • CD/DVDに利用できるソフトウェアが全てバンドルされているので、ソフトウェアインストールによるハードディスクスペースを消費しない。

  • CD/DVDなので、どのパソコンでも同じ環境で立ち上げられる。学校のパソコンだろうが漫画喫茶のパソコンだろうがお構いなし。USBメモリと組み合わせたら、ノートブックパソコンより「持ち運び」は便利となる。

  • 女の子の前で立ち上げて「これってLinuxなんだよ」とでも説明すれば「スゴイね~」と尊敬されて色々な意味で仲良くなれる可能性アリ(笑)。


あ、でも最後のは女の子がやれば男子生徒はヒくか(笑)。意外に男の方が情けないモンな(笑)。
ま、それはともかくとして(笑)、Linux環境はLinux環境で色々な事を勉強できるので楽しいと思います。
人生最初のLinux体験を是非ともKNOPPIX/Mathでお試し下さい。

KNOPPIX/Mathのダウンロードに必要なモノ


話は変わりますが、KNOPPIXの日本に於ける提供元の総元締めは産業技術総合研究所と言うトコロです。んで、そのホームページ見て欲しいんですが・・・・・・これがちっともワケが分からんホームページなんですよ(笑)。
元々KNOPPIXが日本で紹介された時、「初心者にも分かりやすいLinuxディストリビューション」と言う触れ込みだったんですが、こんなホムペ構成で分かりやすいもクソも無いですよね(笑)。ぶっちゃけ「Linuxにちょっと興味がある」と言う一般人が訪れると十中八九踵を返すホムペ構成です(笑)。専門用語ばっかりで、これ読んでいきなり全部意味が分かる、って人は既にLinuxインストール済みのシステムを持っているか、ないしは触った事がある人だけ、です。こう言う辺りが「一般人お断り」にしか見えませんし、Linuxが普及しない原因を作ってるんです。ホントに何考えているのやら(苦笑)。(ちなみに産業技術総合研究所に限った話でなく、多かれ少なかれ日本のLinuxディストリビューションの提供元には似たような“不親切さ”が存在しています)。
そこで、亀田がKNOPPIX/Mathのダウンロードにあたって準備が必要な事柄を書いておきます。次の三つが必要な事柄です。

  • 気長さ/用意周到さ

  • 書き込み可能なDVD1枚

  • DeepBurner


1番目の事柄はホント結構大事です。何故なら容量3.7GBと言うのは結構ダウンロードに時間がかかります。光回線でもかかりますし、と言う事はADSLやそれ以下だともっとかかる、と言う事です。
従って、KNOPPIX/Mathをダウンロードする場合は

  • 夜、就寝前にダウンロードを開始する。

  • 日中学校へお出かけ中にもダウンロードしておくようにする。


の2点が肝要です。いや、これもマジですって(笑)。
特に、ママへの根回しは欠かせません(笑)。高校生は家族と住んでいる場合が殆どでしょうから、「Linuxをダウンロードしているからパソコンに触るな」と釘を刺しておくのが大事なんです。さもないと、

「あらあら、タカシちゃんったらパソコン付けっ放しでお出かけなんかしちゃって。もう、電気代かかって大変なんだから。節電節電。」

等と勝手にパソコンの電源落とされて後で家庭内戦争の火種を蒔くハメになりかねません(笑)。ベッドの下にエロ本隠してたどころの騒ぎじゃなくなってしまいます(笑)。よって、母親への根回しは必要事項です。そして、亀田の経験から言っても、母親とは大体ロクでも無い事をしでかす存在なのです(笑)。キチンと母親にはナシ付けときましょう(それでも忘れて“つい・・・”なんてポカやるのが母親なんですけどね・笑)。
2番目は当然ですね。書き込み用DVDは用意しておきましょう。
さて、3番です。Linuxのデータは通常ISOイメージと言うデータ方式で提供されています。イメージ、とは言っても別に画像データではないのですが、こう言う方式で提供されていて、なおかつあまりWindowsでは聞かない言葉なんですね。実際僕も産業技術総合研究所のKNOPPIXのホームページを見た時、チンプンカンプンでした。画像データをダウンロードしてどうせいちゅーんだ、とか思ったのです(笑)。ホントあのページは初心者向けじゃねえよ(笑)。
さて、「Windowsでは聞かない言葉」であるのは当然で、WindowsデフォルトのCD-ROM/DVDドライバではこのISOイメージは扱えないんです。従って、CD-ROM/DVDへの書き込みにはそれ相応のソフトウェアが必要となります。その中で有名なソフトウェアがDeepBurnerなんです。
このDeepBurnerはフリーソフトウェアとして配布されているので、KNOPPIX/Mathのダウンロードの前に先に手に入れておきましょう。

いよいよKNOPPIX/Mathのダウンロード


KNOPPIX自体は産業技術総合研究所のホームページが配布元ですが、その(一種)派生ディストリビューションであるKNOPPIX/Mathは以下のサイトからダウンロードできます(2007年9月19日現在)。

これらの中から近場のサイトを探してダウンロードして下さい(当然KNOPPIX/Mathはタダです)。
なお、これらのサイトにアクセスすると見慣れない画面でビックリするでしょうが(なんせディレクトリ=ファイルシステムが剥き出しのように見える)、ビビる必要はありません。
原則的に上から古いファイルが並んでいて、下に行けば行くほど新しいヴァージョンになっています。
その中で

knoppix_v5.1.1-math-dvd-20080306-ja.iso

と書かれたモノが最新ヴァージョンなんで、これを黙ってクリックすればイイのです。
なお、KNOPPIX/Mathは一年毎に新しいヴァージョンとなるようなんで、大体年号見ればどのヴァージョンなのか分かりますね。

knoppix_v(ヴァージョン番号)-math-dvd-(発行年月日)-ja.iso

なお、末尾にmd-5と付加されたものはMD-5と呼ばれる認証用コードなんで、これはKNOPPIX/Math本体ではありません。お間違いのないように。
以下はWindows Vista上で実際KNOPPIX/Mathをダウンロードする手順です。



適切なダウンロード用リンクをクリックすると、上の図のようにポップアップが開きますので[ディスクに保存する]を選んで、ダウンロードを開始して下さい。



KNOPPIX/Mathのダウンロードが始まります。長丁場になりますんで、気長に待ちましょう。



ダウンロードが完了しました。
ちなみに亀田のパソコン環境(光回線、有線LAN)だと大体15分~20分程度で終わりますが、これは環境によって変わります。特に光回線でも無線LANだったりすると大幅に転送速度は落ちるとは思います。
さて、デスクトップ上にはKNOPPIX/Mathのファイルが作成されているハズです。



それを確認したら、パソコンに書き込み用DVDを突っ込み、いよいよDeepBurnerを起動します(WindowsデフォルトのCD-ROM/DVDドライバが勝手に起動するでしょうが、それは無視して閉じちゃって結構です)。



上の図のように、立ち上がりで[ISOイメージの書き込み]を選択して、[次へ>>]ボタンをクリックします。



[イメージファイル:]の項目で右手にある[参照ボタン]を上手く使って、デスクトップ上のKNOPPIX/Mathファイルを選び出します。そのあと下部の[ISO書き込み]ボタンを押して下さい。



DeepBurnerによるKNOPPIX/MathのISOイメージのDVDへの書き込みが始まります。
これもそれなりに時間がかかるので、気長に待ちましょう(亀田のパソコンでは大体10分~15分程かかりました)。

KNOPPIX/Mathの起動の前に


さて、早速KNOPPIX/Mathを起動したい・・・・・・トコなんですが、その前にやる事があります。パソコン再起動するのは構いませんが(笑)、その前にここを良く読んでおいてください。
パソコンにはBIOS(Basic Input Output System)と呼ばれる、OS以下の部分でハードウェアを操作する基本ソフトが付いています。これは普段表に出てきませんが、パソコン起動したすぐの時点(OSが読み込まれる前)にある作業をすると目に見える形で出てきます。
その「ある作業」なんですが・・・・・・残念ながらそれはパソコンのマニュアルを参照して下さい。例えば亀田のパソコンですと、[F1]キーを押すとBIOSが起動します。また、別のパソコンでは[F2]キーを押すとBIOSが起動します。その辺りはメーカー、機種によって違うのです。



そして、BIOSを起動したら、ブートの順番、ってのを変えなきゃならないケースがあるのです。例えばあるパソコンでは[ハードディスク]にOSがあるかどうかをチェックしたあと[CD-ROM/DVDドライヴ]にOSがあるかどうかチェックするようになっています。そのケースはチェックの順番を[CD-ROM/DVDドライヴ]→[ハードディスク]と変更しなければなりません(CD-ROM/DVDドライヴの前にハードディスクをチェックするようになってたら、当然KNOPPIX/Mathは引っかからずに通常通りWindowsが先に見つかってしまい、それでブートされてしまいます)。
この辺りのブートの順番に関しても、手元のパソコンのマニュアルを調べてみて下さい。





BIOS起動後の画面写真の例。
GUIに慣れた目だとギョっとするような印字/画面だが(まるでパソコンが故障した時の警告画面のように見える)、心配しなくても良い。
なお、このBIOSも機種、使っているソフトウェアによって違って必ずしも同じ画面にはならないが、構造は殆ど同じ。
この写真の場合、NECのマシン的な例(他のメーカーだとまた違う)。
全般的に英語だが、基本的には画面下に操作用キーが説明されていて、また画面上部に「BOOT」と書かれた項目があるのに気づくだろう。そこで大体の場合「起動順序」を入れ替えられる(他のケースだと「Config」と言う単語が良く使われている)。
いずれにせよ、各自パソコンのマニュアルを参照して欲しい。


なお、本来だったら、内蔵ハードディスクは最後にチェックするようにしていた方が、どの道イイ、と言う事を言っておきます。と言うのも、仮にハードディスクが壊れたら、どうにもこうにもパソコンはウンともスンとも言わなくなってしまいます。そこで、外部周辺機器からOSの存在をチェックするようにしておいたら、いざとなった時データを助けるのに便利なワケです。AppleのMacintoshなんかはデフォルトでそう言う設定にしているのが普通なんですが、生憎Windows機の場合は、その辺りメーカーによって考え方がまちまちです。亀田としては「外部機器から順にブートする」のが鉄則だと思います。この際、保険の為にブート順序を入れ替えておきましょう。

いよいよKNOPPIX/Math起動!!!


では、BIOSのブート順序を変更したら、いよいよKNOPPIX/Mathでパソコンを立ち上げてみましょう。単にCD-ROM/DVDドライヴに先ほど作ったKNOPPIX/MathのDVD-ROMを突っ込んで、パソコンを起動するだけ、でLinux環境が立ち上がります。




はい。問題無く立ち上がりますね。上の写真が亀田のパソコンでDVDから立ち上げたKNOPPIX/Mathの画面写真です。
この状態で設定も特にいじくる必要も無くネットにもキチンと接続されています。






KNOPPIX/Math備え付けのブラウザIceweaselで開いた高校数学の窓。Windowsと同じようにネットサーフィンも快適である。
なお、IceweaselはKNOPPIX/Math下段のパネルに並んだIceweaselアイコンをクリックして立ち上げるのが一番簡単。また、Iceweaselは軽量/高機能のオープンソースブラウザ、Mozilla Firefoxの別ヴァージョンである。


KNOPPIX/MathはれっきとしたLinuxなんで、UNIX系OSのファイルシステムを学ぶにも非常に良い環境を提供してくれるでしょう。
また、Mathと名付けられているだけあって、同梱されている数学関係のソフトウェアも豊富です。

  1. 論文を仕上げたりPDFを製作するのに使われるTeX/LaTeXが標準装備

  2. もちろんMaximaも付いている

  3. 統計解析ソフトR

  4. 同じく統計解析ソフトXLISP-STAT

  5. グラフ描画ソフトGnuplot

  6. 数値演算ソフトOctave


等々々、目白押しです(いや、ホントにまだまだあるんです。しかしながらこの余白にそれを記すには狭すぎるのです!)
また、プログラミング言語も

  1. Gauche→Schemeです!!!

  2. Guile→Schemeです!!!

  3. Python

  4. Ruby→高校数学の窓・管理人Toz氏愛用の言語!!!


等々々、目白押しです。(もちろん、そんなん聞いたこともない!とか言うかもしれませんが、後々如何に凄い環境なのか知ることになるかもしれません。もしかしたら、ですが・笑。)
また当然ですが、ゲームとかグラフィックス関係のソフトウェアも同梱されています。
いずれにせよ、Linuxの世界を「ちょっと覗いてみたい」場合、KNOPPIX/Mathは格好の環境を提供してくれることでしょう。

KNOPPIX/Mathのディスクを作って得られるモノ


さて、3つばかりお話しておきます。
ここでKNOPPIX/Mathのディスクを実際作ってみた(偉い)人は非常に貴重な体験をしたことになります。
何故なら、「LinuxディストリビューションのCD-ROM/DVD-ROM」を作る、と言う作業はKNOPPIX/Mathに限った話ではなく、他のディストリビューションでも殆ど同じだから、です。
例えば、亀田愛用のUbuntuなんかも同じ手順でCD-ROMが焼ける、と言う事です。すなわち、今までやってみようと考えたことも無い事が「同じ手順で再現できる」事を知った、って事です。
こういう「CD-ROMから立ち上げられるOS」と言うのは最近Linux界ではかなりメジャーになった手法です。ブート可能なOSを積んだCDを通称「Live-CD」と呼びます。貴方は「Live-CDの作り方」を既にマスターしたのです。
と言うことは、仮りにKNOPPIX/Mathが気に入らなかった、としても他に「Live-CD用のLinuxディストリビューション」ってのが色々あります。そしてそれが意味することは、「他にも色々遊べそうなたくさんのLive-CD用ディストリビューションがある」と言う事です。それを聞いたら色々試してみたくなりませんか(笑)?世の中には「貴方好みの」ディストリビューションがまだ他に存在している可能性もあるんです。(ちなみに、最近評価が高いのは、オーストラリア発のディストリビューションであるPuppy Linuxです。ヘタすればUSBメモリスティックから立ち上げられるほど軽いのが特徴です。)
第2に、「いざとなったら外部からのパソコンのブート」が可能になった、と言う事です。Windowsでは特に、内部のハードディスクがいかれたら手も足も出ない、と言うような状況にどういうワケかなっているんですが、修繕まで行かなくてもデータ救出とか、様々な「レスキュー用ツール」としてこのテの「Live-CD」は重宝します。そう言う「非常時用」OSとして、一家に一枚Live-CDがある、ってのは心強いと思います。なんせ、Windowsの場合、ライセンス契約として「Windowsをコピーして使いまわす」事を禁じていますから。パソコン自体が結構高い買いものなのに、そのテの「レスキュー策」に関しては不安要素一杯です。ゆえにLive-CDは手元に置いておいて絶対損はしません。そう言う実用上の意味も兼ねているのです。
(そして、これが意味するのは、Linux側からはWindowsのファイルにアクセスするのは可能だ、と言うことです。逆は出来ませんが・笑。)
第3に、これは別にKNOPPIX/Mathに限った話ではありませんが、Linuxを学ぶ事によってUNIX系のファイルシステムを学ぶ事が出来ます。それが意味するのは、間接的に、貴方は「ホームページの仕組み」を学べる、って事なんです。と言うのも現時点、通常ではホームページやブログと言うのは事実上「Linux上に展開されたファイルシステムの一種」だからです。
例えば貴方が見ている高校数学の窓の質問投稿、回答投稿が一体どういうファイルとしてどのフォルダに分類されているのか。もちろん僕も完全に知ってるワケではありませんが(TOZ氏の秘密です・笑)、ある程度の概要を憶測することが出来るようになるでしょう。そしてそれによりホームページ/ブログの仕組みを知ることとなります。
もちろん「知ってどーすんだ」って反論もありえますが(笑)、いやいや、どうして、知らないより知ってた方が良いに決まっています。少なくとも理系は「知る事に喜びを覚える」ようじゃないとやってられません。ですから、「理系だったら一回はLinux触っておけ」と言ったんです。

メーリングリストに参加しよう


Linux界では(ある種日本では建前ですが)「ユーザー同士が助け合い情報を教え合う」コミュニティと言うモノが存在します。ないしはユーザーズグループと言われるモノの存在ですね。
KNOPPIX/Mathも例外ではなく、メーリングリスト、と言うモノが設置されています。
「メーリングリストとは何なのか?」と言う説明はメンド臭いんでしませんが(笑)、参加しておいて損はないでしょう。以下にアドレスを貼っておきます。

KNOPPIX/Math の利用に関するメーリングリスト

ワリに古き良きUNIX時代の名残ではあるんですが、こう言うEmailを使って情報交換、と言う形式になっています。
是非ともメーリングリストにも参加してみて、色々とKNOPPIX/Mathの使い方が分からない場合は質問してみてください。また、慣れてきたら初心者へ回答してみてください。






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